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『白鵬のメンタル 人生が10倍大きくなる「流れ」の構造』 内藤堅志 [┝ 書評・品評]

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白鵬のメンタル 人生が10倍大きくなる「流れ」の構造
内藤堅志
講談社+α新書


イクスピアリの丸善で時間潰していた時に見つけて購入。

力士、それも横綱までのぼりつめた白鵬のメンタル強化に興味があったのと、
立ち読みしてみたら、読みやすい文章だなと思ったので。


第1章 白鵬を成功に導いた「流れ」の構造
第2章 わずかな「心がけ」で変わる人生
第3章 才能がある人ーー6つのポイント
第4章 才能を磨くモデルの見つけ方
第5章 「弱い心」と向き合う方法
第6章 「運」と「流れ」の関係
特別対談 「白鵬のメンタル」の秘密



メンタル(精神・心)のサポートとして
よく目にする「メンタルトレーニング」より、
筆者が重きを置いており、スポーツ選手に応用できると考えているのが
「ストレスマネジメント」とのこと。

メンタルトレーニング・・・リラクゼーション・励まし・自己暗示・プラス思考
ストレスマネジメント・・・ストレス除去・自己分析・問題解決

ストレス除去も問題解決も、
「何が原因なのか」の自己分析がまずは必要。

白鵬がよく口にする「流れ」という言葉について
長い時間をかけてのヒアリングを行い、
「流れ」をイメージさせるものを洗い出し、カテゴリー毎に分け
何に重きを置いているのかといった作業を進めています。
(本書で詳しく書いてますので、読んでみて下さい。)

筆者が、流れの構造化、と書いているこの作業によって
良い流れだけではなく、悪い流れの状態を正しく把握できれば、
その後の対処法を的確に進めやすいってことですね。

ふと、自分の仕事に置き換えて
ネットワークの障害対応業務(いわゆるPost Sales 側の Engineer)に従事している身としたら
これってまさしく障害対応のプロセス。

顧客側の障害申告を正しく把握し、原因の仮定や過去分析によって
障害の原因を突き止めていくお仕事。
正しく把握できなければ、問題解決までに時間がかかるどころか
導き出した結果が誤っている可能性もあり、
誤った結果からの対処法が
全く効果を成さないというパターンに陥ってしまうこともあるのです。
(むしろよくある、そして深みにハマる)

ということは、
ストレスマネジメントは得意ってことになるんでしょうか。
・・・いや、それとこれとは別ものか(笑)。


前に読んだ梅原大吾さんの本でも
似たようなことを書いていたなーって話がちょくちょくあって、
上を極めれば極めるほど、
何をなさなければいけないか、がシンプルになっていくのだなーと。

ストレスを上手く取り除けない人向き、な本だと感じました。

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