在宅勤務3ヶ月目に顔面神経麻痺を発症した話(2020年を振り返る:その1) [我思]
タイトル通りです。2020年、いろいろと悲しい話題も多かった一年で、個人的な最大イベント、それは2020年6月19日(金)18時30分ころに気づいた顔面神経麻痺の発症でした。
一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会>一般の方へ>顔面神経麻痺
https://www.jscmfs.org/general/disease13.html
以下、引用です。症状に関する図も載ってますので、なんじゃそれって思う方はリンク先をどうぞ。
顔面神経の本体は、脳の顔面神経核にあり、そこから長い軸索という神経の枝を伸ばしています。この電線のような役割をする軸索は、小脳橋角部というところ通って、側頭骨の中にある顔面神経管という細い骨のトンネルの中を通り、耳たぶの奥の方にある茎乳突孔から側頭骨を出て、さらに耳の前にある耳下腺の間を貫いて顔面を動かす表情筋に分布しています。この顔面神経核から表情筋の経路のどこかが障害されると、表情筋を動かす信号が入ってこなくなるために、表情筋が動かなくなり、その結果として顔面が動かなくなります。この状態を、一般に「顔面神経麻痺」といいます。
3月上旬より、物理出社せざるを得ない業務をのぞきフルリモート勤務となり。さらには、趣味というかライフワークであった試合観戦がすべて中止あるいはいつ始まるか分からないレベルの延期。感染症予防で出歩くことさえままならない状況下にあって、知らず知らずの内にストレス蓄積していったことが、今回の発症の要因だと思っております。引用したサイトにいくつか書かれている内の、『ウイルスが顔面神経管の中の顔面神経に感染して生じる顔面神経麻痺』タイプが自分のそれ。ウイルスは、自分の場合ヘルペスウイルスっぽい。
顔面神経麻痺を発症したタイミング、業務でかなり怒り狂ってしまうようなことがあってですね、業務終了1時間と経たない内に、たまたま鏡見て顔右側の異変に気付いたのです。ほんとたまたま。
自分の業務コントロールできていないオサーンの半ば逆切れにぶち切れそうになったのでお腹空いてないってことですね。自分、修行が足りないわああああ。はい、時間がないので頑張る。
— だっしゅ (@dash_urayasu) June 19, 2020
ぶち切れそうになって誤字までしていた、お腹空いてたのだよ。ワタシレベルが2時間真面目に考えれば回答出せるレベルの対応を、丸二日もじっくり温めないで欲しいですよ。今週おしまい!
— だっしゅ (@dash_urayasu) June 19, 2020
下のツイートだと少し時間にズレがあるように見えますが、実際に発症気付いた18:30過ぎから、そのことを呟くかどうか暫く悩んだ末に発したのがこちら。
病院行った方がいいのか悩む事象が出ていた。そして明日は土曜日。
— だっしゅ (@dash_urayasu) June 19, 2020
そろそろどころじゃないですよ、40過ぎたら大抵どっかメンテ切れ状態です。ありがとー。
— だっしゅ (@dash_urayasu) June 19, 2020
しかし、顔面神経麻痺みたいな症状こわくね? まだ口元だけなので、なんとも言えない。呂律はちゃんと回ってるし、ふらつきも今のところない。
これをツイートしたおかげで、身近な方からDMやらリプライで情報いただけました。あれ無かったら病院行くのを翌週にしていた可能性ありますので(をい)、あらためて感謝する次第。
一応、発症に気づいて直ぐ、眩暈ないか、呂律が回るか辺りは確認して(有ったら疑うべきは脳だろうと)、この症状だとどこの病院受診したら良いのよ、上京してから比較的健康体で20年以上生きてきたのでかかりつけ医なんて無いよ…って思ってたら。
顔面神経麻痺、まずは耳鼻咽喉科、という知見を得られました。
その後の流れとしては。
6/20(土) 土曜にやってる病院をネットでさがして受診しての薬処方と血液検査
↓
6/25(木) 経過確認のために再受診し、総合病院の紹介状いただく
↓
近所の総合病院の予約を取る
↓
6/27(土) 近所の総合病院受診
以降、6か月経った現在も月イチペースで総合病院へ行っては経過確認と薬の処方をいただいております。
ついったは断片的に書いてるため、興味ない人には何のことやらでしょうが、金曜夜に顔面神経麻痺になったの気付いて、土曜朝に耳鼻咽喉科行って薬もらった段階。口元の方が分かりやすいんですが、眉の下がり部分写真がこちら。マッサージしてね、と医者と看護師に言われたので朝から美顔器使ってる。 pic.twitter.com/VlVvhyYVkf
— だっしゅ (@dash_urayasu) June 21, 2020
症状は人ぞれぞれでしょうが、自分が生活をする上で非常に困難だったのは以下の二つ。
・麻痺のある顔面右の瞼が自分の意思で閉じられない
・唇の右側が自分の意志で動かせない
右目の瞼が自分の意志通りに閉じられないのが一番辛かった。もともと右目はドライアイが酷い方の目で、やむなく眼帯した上で眼鏡(極度の近視)をかけてPC見て仕事してました。そして、遠近感おかしくなって具合悪くなり吐きそうになる、の繰り返し。季節は夏、部屋がどんどん暑くなっていったのもあって、在宅勤務してるんだけど、健康体だった平常時に比べると己の稼働率半分以下! でした。今にして思えば、発症して最初の数週間はおとなしく有休消化して休んでおくべきだったなという後悔はあります。もちろん寝る時も眼帯しました。10回に1回くらいは寝てる内に外れてました。
唇と、口の中の筋肉が思い通り動かせないことにより、食事の楽しみさえ奪われる始末。薬を飲むために食事はしないといけない、でも食べることすらストレス! ...麺類でいいか、なんならウイダー〇ン箱買いしてそれで済ませるか、くらいの事をよく思っていました。ペットボトル飲料はストローで飲み、マグカップやジョッキなど口が広い器から飲み物を飲む時は唇下にハンカチを当てる(そうしないと唇右半分からこぼす)生活がしばらく続きました。
試しに一度撮った自撮りで卒倒しそうになった醜悪な見た目を、マスク着用生活がスタンダードとなったおかげで、人前に晒さず生きていけたのは幸いでしたが、そもそも在宅勤務+ストレス発散の場を奪われた結果の発症とも言えるので、この辺は何とも。
さて。
発症から6ヶ月経過した今は、眼帯しなくても大丈夫になり、忘年会と称して友人とひっそり飲んだ時にもハンカチ当てずジョッキでぐいぐいビール飲めるようになったし、見た目としてはまだまだ完治していないものの、ゆるやかに快方しています。
11月の受診で『治りが遅いことに気を病んでストレスを溜めないこと』と医者に言われたし、12月半ば、気持ち的に相当切羽詰まって業務していたら、良くなっていたはずの顔面神経麻痺が急にピクピクし始めたりした事もあったので、引き続き己のストレスを上手くコントロールしつつ、治療に励んでいきます。
顔面神経麻痺発症から約5か月経過、マグカップからも飲み物飲めるようになってるので(まだ気を抜くとこぼす)、快方に向かってると思ってる。
— だっしゅ (@dash_urayasu) November 13, 2020
治りが遅いことに気を病んでストレスを溜めないこと、と医者に言われたので、要らぬストレス受けそうな所は避けるし、ストレス解消になる事項に全振り継続。
気持ち的に相当切羽詰まって業務していたら、発症から半年経過し良くなっていたはずの顔面神経麻痺が、急にピクピクし始めまして。
— だっしゅ (@dash_urayasu) December 16, 2020
あ、これ以上ストレスかかるとダメなやつだ、快方に向かってるのに悪化するやつだ、って思いました。
そんな感じで、家出る20分前まで業務して、あとは投げてきた。
40過ぎたらだいたいどっかメンテ切れ。
同世代、あるいはもっと下のみなさまも気をつけましょう。
その1と書いてる以上、その2(フットボール全般の話と、ストレス解消全振りの思惑もあって水戸行ってるのにごちゃごちゃ言い出す人がいる話)も書きたいところですが、それはまた来年。
よいお年を。