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『日本一のチームをつくる』 藤井純一 [┝ 書評・品評]

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『地域密着が成功の鍵!日本一のチームをつくる』藤井純一
(ISBN978-4-478-017180)

地域密着という副題に惹かれて購入。

著者の藤井さんは
北海道日本ハムファイターズ前代表取締役社長であり、
その前にはセレッソ大阪の代表取締役社長をも務めたことのある御方。
ハンカチ王子の交渉権確定を引き当てた方、と言えば有名なのかも。

日ハムの営業マン、宣伝マンを務めた著者が
セレッソ大阪、ファイターズの二つのプロクラブをどうやって改革したかという、
まぁ、ダイヤモンド社(※)から発刊されるのも納得の一冊です。
(※ビジネス雑誌「週刊ダイヤモンド」を出しているところ)

難しい文章では無いので、割とすぐ読めます。
自分は、往復の通勤1日で読めたので1~2時間もあれば大丈夫。

スポーツ観戦好きには、特に目新しいことは無いかなって思いますが、
Fリーグも地道な努力を続けていくのが最善の方法という思いを
改めて抱きましたね。

選手にしても、フットサルだけやってればいい、じゃないんだと常々思っているので
若い選手たち、若手スタッフにお勧めします。

・・・今週土曜日、無理やりロモに押し付けてみるか(笑)。


本文内で、強調(太字)されていた文章を中心に以下に幾つか。


運営する本人たちに当事者意識がなくては、「地域を活性化し、地域に根付くチームをつくる」ことなど到底できない。

(※セレッソがアドバイザリー契約を結んだバイエルン・ミュンヘンのファンサービスに触れて)
スタジアム内には「サイン専用の部屋」が設けられていた。選手たちは「一日につき最低でも試合当日のベンチ入りメンバーの数のボールにサインすること」「年間最低千枚の選手カードにサインすること」などの規則もあった。


どれだけ楽しい思いをしてもらい、「また行こう」という気持ちになってもらえるか。集客は、地域からの支持を如実に反映するバロメーターなのである。


このイベントを企画したとき、私は「これは特売チラシみたいなもんや」と社員に話した。イベントで楽しい思い出を作ってくれたら、普段の試合にも来てみよう、と言う気持ちになってもらえる。野球を知らない人に観戦の楽しさを知ってもらうきっかけができる。顧客層を増やす意味でも、大きな意味を持つものだった。


ファンはもちろん、チームが勝つことを望む。そのためには強くある必要がある。
しかし、強ければ必ず愛されるとは限らない。

それ以上に不可欠なのが「負けてもあきらめない姿勢」である。

あきらめなさは、積み重ねれば最終的には強さへとつながる。そして愛される要素とは、あきらめず一生懸命に食らいついていく、選手たちの姿勢の中にあるのだと思う。






ファイターズが日本のプロ野球で初めて?取り入れたという、
計数化されたデータに基づく選手評価システムの下り(第4章)で、
並行して読んでいるこの本にも、
絶対計算によって選手を評価する、という話があったのであっと思った。

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こっちは、400ページ以上もあって、
年始からちまちま読んでまだ終わらないという・・・。
でも面白いんだよこれ。
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