平塚雅史選手の退団によせて。

思えば、Fリーグのシーズンが終わるたびに、
もしくはシーズンオフ中、
毎年毎年、辞める宣言を聞き続けていた（笑）平塚さん。

どこまで本気だったのか分からないけれど
当時は、それ聞いて半泣きになったりして、
でもシーズンが始まってみたら、いつものように3番つけてピッチに立っていて。


ただ。
震災の影響で延期になっていた2010年度ファン感イベントが
2011年6月5日に開催された時。


イベント終了後、平さんとちょっとだけ会話を交わしたのだけども
『嫁にお願いして、もう一年やることにした』って言葉を聞いて
ああ、たぶん、今年が本当に最後なんだろうなって。

その時に感じた思いは
シーズンが進むに連れて、どんどん強く感じた。
何だろう、試合に挑む平さんの鬼気迫る感じというか
今季は違うと思わせる何かはいつもあった。

だから
ラスボニの試合応援でプリメーロの試合を諦めざるを得ない時も
実際のところは、けっこう悩んだ。

ラスボニが全日本選手権全国大会の予選ラウンドを勝ち上がれなかった時に
急遽、神戸から大分まで行ったのだって
他の人から見たらバカみたいなお金の使い方なんだけど
例え、あの日、平さんのゴールが生まれなかったとしても
１試合でも多く、平さんのプレーは観ておきたかった。

最後送り出してあげられるのか、
リリース出すのか出さないのかが気になって
試合前の平さんを見かけた瞬間
体育館のエレベータに乗る前で捕まえた（笑）のが
１月の・・・町田戦だっけ？大分戦だっけ？

「どうするの？」
『辞めます』
「リリース出さないの？」
『そういうのは、私事なんで・・・（と言いながら手で制する仕草）』

みたいなやり取りを、
たしか隣に裕一が居たのも構わず聞いて
わー畜生、そういう所も平さんらしいよな・・・って思いながら
シーズン終わりまでに100試合出場出来るかどうかだったので
何とか区切りは超えて欲しいと思ってた。
だって、100試合の記念として堂々と最後に花束贈れるからね（＾＾）。


自分が、競技としてのフットサルを見始めた2001年に
平さんはPREDATORに入ってきた。

翌年（2002年）辺りからPREDATOR をこっそり応援していた自分にとって
ずっと平さんはPREDATOR、そしてバルドラール浦安に居た選手。

まぁ、こっそり応援のつもりが
次第に選手に認知されてしまうようになってしまって（苦笑）
高校の体育館で行われていた練習にも
当時は規制なく観に行けていたので
観に行ったら、会話を交わすこともあって
リーグの試合後に、平さん、会田くんと写真撮ってもらったりもしたなー。

平さん自身がブログで退団報告をした記事。
あれにいっぱいコメントがついていて
皆さん、平さんの魅力をよーく分かってらっしゃるコメントの数々を見て
自分がホメられてる訳じゃないのに、
ちょっと涙が出ましたよワタクシ。

会田くんや岡ちゃんのブログも、じんわり来てしまったしね。













あんまり昔の写真が探し出せないんだよねー。
自分が写真嫌いだからと言っても
記録として残しておけば良かった。



Fリーグがプロリーグだったら
バルドラール浦安がプロクラブだったら
もう少しだけ長くプレーを見ていられたのかなって思う気持ちは正直まだある。

以前、専門誌で菅原カズが北海道を辞めたことが
センセーショナルに書かれていたけれど、
特に、家庭を持っている選手達は
多かれ少なかれ、同じような苦しい事情の中を
それでも夢と希望を観客に与えるべく、毎日戦っている。


でもいいんだ。

PREDATOR時代の数年と、
Fリーグ・バルドラール浦安としての5年と。
プレーを観続けることが出来て、
応援することが出来て、たまにチャントも歌えて。

平塚雅史選手のファンとしては幸せだったと
それは胸を張って言うことが出来る。

何より、
本人の決断に対して、快く送り出してあげたい。


キュートな奥様と、可愛いお子さんのために
これまで以上の時間を費やして、ゆっくりして下さいよ。

他の元選手たちみたいに
たまにはホームアリーナに応援に来てくれたら嬉しい。

そんで、観客席から、
岡ちゃんに野次飛ばしてくれたらいいと思う（笑）。



バルドラール浦安公式＞2012.03.20 退団選手のお知らせ